貿易 大型貨物 輸送の注意点②
前回大型貨物を運搬する際にコンテナの内寸だけを見ると、痛い目に合うということをご理解いただけたでしょうか。
では、ドライコンテナ(通常のコンテナ) に入らないものは海上輸送が不可なのか?そうではありません。できなくはないですが、特殊コンテナを使用するため費用と輸送日数ががかかります。
ドライコンテナで収まらない場合に使用する特殊コンテナは主に2つ。
■オープン・トップ・コンテナ
分かりやすくいうと屋根がないコンテナ。上がむき出しになっている状態。
■フラット・ラック・コンテナ
屋根と四方の壁がなく、四隅に柱しかないもの。屋根と側面の壁がなく、前後にしか壁がない2種類がある。
■注意点
①シートで覆う必要がある。
追加の作業費用が発生する。
②コンテナを輸送する船会社さんが嫌がる可能性がある。
屋根がないため、必然的に段積みができない(上にコンテナを詰られない)運送時の貨物へのダメージが発生しやすい。
以上これらによる通常のコンテナでは発生しない作業が生じる。
・コンテナの一番上に置くようにする
・通常コンテナより大きいため取り扱いの注意が必要
・むき出し部分をシートなどで貨物を保護する。 など
これら特殊作業として追加費用の発生、作業工程が増えることによる輸送日数が伸びる。ドライコンテナに収まらないものはしっかりと費用を調べたうえで依頼をした方が良いです。
大型の貨物を運搬を